寒河江の街(移住2年で感じる事)

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寒河江の街はコンパクト

こんにちは。TSUGUTE.sagaeの石井です。

今日は「寒河江」というテーマについてお話したいと思います。寒河江で住む際、車は必要かと聞かれれば絶対必要だと答えると思います。

ただ寒河江は、他の市に比べて省庁や店舗が中心部数百メートルに集中しています。また駅も離れていない事から、駅のそばに住んでいれば車無しでも生活出来ます。そのため私も今は仙台に仕事に行く関係で車でほぼ生活していますが、仕事や生活スタイルによっては車も必要なく生活が出来ると考えていますし、それが寒河江で生活する大きな利点であると感じています。

人が行き交う寒河江の街

そのため寒河江中心部は徒歩で出歩く人も多く、毎日駅前通りや天童街道には人が歩いて、私も仕事が無ければ、その辺をウロウロする事も少なくありません。また、このような街の距離の短さから街を歩いているだけで他人の顔が見え、古くからの歴史遺産や文化もあり、学生は誰にでも挨拶をすると言う寒河江独自の雰囲気が出来上がっているのだと思います。

村上地域に他に魅力的な街もあるけれど…

これが他の市には無いコンパクトシティ寒河江の良いところで、左沢や河北町等もその傾向がありますが、隣市の天童・東根市はもちろん、山形市に関しても中心部と駅が離れていて車のない生活は考えられません。そのため車で出かけても歩いている人を見かける事がほとんど無い状況です。

地域の人と共に生きるという意味で、地域共生という言葉がありますが、街中で顔が見える寒河江はまさに地域共生し易く、それによって居住満足度も高いと感じています。

街を無尽蔵に広げる開発に疑問

しかし、最近寒河江でも街の外側でわざわざ地盤の悪い農地を埋め立ててまで開発を始め、分譲の団地が郊外の田んぼを潰しながら広がっている状況です。この状況は市全体の人口が増えていない事からも、外側で進む開発行為と並行して中心部が廃れていっている状況を生み出している事に他なりません。

実際、市の中心のシンボル的な存在でもあるフローラは長いことあの薄暗い状況ですし、また私の住んでいる元町を始めとした駅周辺は古いボロボロの平屋賃貸が多く、それも空き家でだんだんと荒廃が進んでいる状況で、お世辞にもあまり良い雰囲気とは言えません。せっかく他の市には無いコンパクトシティと言う特徴があるのに、現在進んでいる多くの開発計画はその特徴を失う方向に進んでいるように感じてなりません。つまり他市同様に郊外の開発を進めても、魅力的な寒河江にならないと思います。

文化と伝統、緑と人の見える寒河江

寒河江の発展のためには、他の市も持っているさくらんぼやショッピングモール、チェーン店よりも、集まって人を感じられる文化をPRする事が必要だと考えています。そのためにもフローラ周辺を始めとした中心部に開発を集中して寒河江を盛り立てる必要があると考えています。そのために建築関係者として私が出来る事は、よりリフォームにしっかり力を入れて現在既にある建物の価値を上げていく事が必要だと考えています。

少しずつでも理想に近付ける

寒河江に来て日も浅く出来る事もたかが知れていますが、これからも駅周辺に活気が戻るよう働きかけを行なって、寒河江を文化を軸として発信出来るよう尽力していきたいと考えています。今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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