一級建築士夫婦の自宅設計 その3 (土地探し)

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土地にはとことんこだわる

こんにちは。TSUGUTE.sagaeの石井です。今日は「土地探し」というテーマについてお話したいと思います。土地はとにかく大切です。家はお金を払ってリフォームしたりすればいくらでも変更したりできますが、土地はそうはいきません。一度決めたらその中で、その特徴を活かして家を建てるしかありません。

災害耐性

200年もつ家を考えた時に、災害に対する備えは絶対に必要です。ハザードマップで浸水地域や活断層の位置を確認して、それ以外のところで探さなければなりません。

先人の知恵

更にやっぱり人の住みやすい場所と、住みにくい場所が昔からあります。今はお金を払えば地盤改良等、対策が何でも出来てしまいますが、科学と自然、強いのは自然ですし、過去何千年のノウハウよりここ50年の新建材を使った日本の建築技術が優れているとはどうしても思えません。つまり過去住宅地では無かった場所は、土地や土壌に何らかの問題がある可能性があり、宅地に適した土地では無いかもしれないのです。元々の地形や土壌の性質を無視すると、後々地盤沈下や家の傾きの原因にもなりかねません。

リセールバリューを考える

そこで実際の土地探しの際には、1市のハザードマップで災害時危険区域の認識。2寒河江の古地図を図書館やネットで確認して、昔からの住宅地・田畑・沼地を把握した上でリスクが少ない地域をエリアでいくつかピックアップしました。また駅からの距離や生活エリア(子供の学校、病院、スーパーやコンビニ等)との距離感。これはこれから自分が住んだ時に使いやすいだけでなく、もし自分が何らかの理由で家を手放さなければならなくなった場合に、リセールバリュー(売る際の価格)を高める事にもつながります。

周囲の人のつながりで探し、最後は自分の目で確認する

実際の空いている土地探しにはとても苦労しました。最初はネットやチラシで探していたのですが、建売ばかりなのと小さな写真では判断できない事、中々新しい情報が更新されない事から、親戚や知人に検討エリアを伝え、そこのエリアで空いている土地が無いか知り合いに確認してもらうという方法に途中から変更しました。また私はランニングを日課にしてるので、細かい道も含め寒河江中を走り回り、条件に合う場所、空いてる土地、ロケーションの良い場所を実際に自分の目で確認、くまなく見て回りました。

土地探しは妥協しない

人生で最も大きな買い物である住宅購入で失敗しないためにも、先ずは土地から、妥協せず良い土地を掴む事が大切です。掘り出しものが探し始めたその日に出てくる事はほとんど無いと考えてた方が良いと思います。また探しながら、少しずつこだわり所の変化も出てくることもあるので、土地探しに関しては気長に探す事が必要だと思います。本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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