こんにちは。TSUGUTE.sagaeの石井です。今日は「空調・換気」について解説、私の考えを書いてみたいと思います。
家で避けるのは部屋による温度差
ヒートショックは最も避けるべき事です。
ヒートショックとは温度差によって、心筋梗塞等に発展し亡くなってしまう事を言います。交通事故での死亡事故が2021年には2,600人あまりで、安全技術の進歩により年々減り続けと言う状況の中で、ヒートショックに関してはその原因が温度差だと言う事が明白でありながら、19,000人の方が毎年亡くなりその数は年々減っていない状況です。このヒートショックを無くすために必要な事は、単純に家中の温度差を極力減らす事です。
ヒートショックを避けるためには
ヒートショックをさけるために私達住宅供給者しなければいけない事は、断熱性能を高める事と、それに見合った空調・換気計画を立てる事です。
シンプルに説明すると、高い断熱性能を得るため、断熱材と窓にこだわる必要があります。また全体に温度差の無い空間を作るため、全体に行き渡る空調と換気計画が必要です。現在、この条件を満たすために各ハウスメーカーで採用しているのが全館空調になりますが、その費用は高く、故障時の取替費用等を加味するとなかなか手も出し難いのが実情だと思います。またそれ以外と言っても、空調や換気も様々な機種があって選定がとても難しい状況です。
私は長い間空調や換気、また全館空調も取り扱う会社に勤めていた事もあり、空調設備計画については費用対効果の高いプランをご案内できます。
換気計画
具体的に空調換気設備で必要な事は、機種は極力汎用でシンプルな性能のものを選定。換気で管理する事は外に逃げるエネルギーを減らし、家中をどちらかと言うと正圧(外より少しだけ圧力が高い状態)に保つ事が必要だと考えています。
空調との組合せ
空調との組合せとしては、エアコンを利用した床下空調と全体空調。顕熱交換(又は全熱交換)換気等の使用です。詳細の説明は割愛しますが、これらを組合せることで室内の空気温度差を最小限に減らせる事、湿度を管理する事で結露やカビの発生を防ぐ事が可能です。
選定する機種
床下・全体空調にはシンプルに6畳用の汎用エアコン(2.2kw相当)を活用する事で、初期導入費用や交換時の導入コスト削減にも大きな効果があります。また高級品に付いているお掃除機能を初め様々な機能は効果が分かりにくいものも多く、エネルギー保存の法則(どんなに効率を上げても1のエネルギーからは1のエネルギーしか生まれない)から、機種による圧倒的に優れた省エネ性能は残念ながら生まれません。
そのため機械としては極力複雑な機能を避け、代わりにしっかりとした風の搬送、リターン計画。空調された空気を閉じ込める断熱施工。温度を保持しながら、臭気や湿度を外に出す換気。加湿除湿、結露防止などによる湿度管理。これら全てを包括的に計画する事がとても重要になってきます。
もしご興味があればご相談下さい。今日も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。